カテゴリ
娘・パルのあれこれ 熊本の温泉・家族湯 ドライブ(熊本) ドライブ(長崎) ドライブ(大分) ドライブ(福岡) ドライブ(宮崎) ドライブ(佐賀) ドライブ(鹿児島) ドライブ(山口) こんなの作りました 我が家のあれこれ いただきました! ごはんのおともに グルメ/熊本市中心部 グルメ/熊本市東部 グルメ/熊本市西部 グルメ/熊本市南部 グルメ/熊本市北部 グルメ/合志・菊陽・大津 グルメ/阿蘇 グルメ/菊池・山鹿 グルメ/荒尾・玉名 グルメ/宇城・益城 グルメ/人吉・球磨 グルメ/天草 グルメ/八代・水俣 このブログについて お知らせ つぶやき ハッピークローバー 以前の記事
2013年 06月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 more... お気に入りブログ
ねこのあくび カラメル堂 毎日の記録。趣味の記録。 海の青と空の青-ushi... ひとりごとブログ 今日も笑顔で! cerisier* Editing my l... 手のじ行くバイ ピノコのフォトログ photolog Hobby's ヨネキスイッチ はっぴーくろーばー日記 マイリンク
泉都巡礼4126
九州の温泉と宿 たびりん くまもとでカフェる〜ハイカラ食生活読本 ぴゅ〜っ風のふくままの毎日 東京ぐるめテケテケ Yukaのおもちゃ箱 Niceちょっと! へログHAPPY LIFE BLOGわん 食う ま!もと情報局 コモレビ ちょこっとシアワセ 野の花のほほん日記 Editing my life くろさん亭 HAPPY ISLAND YUKAMASA a Happy Day 青空の下 クロの足跡 vol.2 米米danse Rain Drop blog くる猫大和 ハラショーな日々 ジュルのしっぽー猫日記ー どんぐりの木の下で 七転び七起き 山椒茶屋 white table & red chair kooの世界 Nobody knows 朔の筑豊・熊本グルメレポ ヒマな女の日常 熊本のおいしい食べ物 We Love Your Colors~みんなちがってみんないい~ 南阿蘇テレビ 最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
明日、図書館に返却しなくちゃいけないので、もう1度読んでおこう。久しぶりに心に沁みた一冊だったのでご紹介します。 茨木のり子著「歳月」/1900円/花神社 この本は、詩人、茨木のり子さんが亡くなられた後に出版された詩集です。当時、短い書評でしたが、「これは読まなければ」と思いつつ忘れていて、3ヶ月ぐらい前に本屋で見つけてパラパラと読んだところ、涙がぼろぼろ出て来て「やばい、こんなところで泣いたら恥ずかしー!!!」と、ひとまず本を閉じました。なら買えよって感じですが、その時は手持ちがなくてですね〜(苦笑)。次に本屋に行った時に買おうと思っていたら、先日図書館ではっと背表紙が目に飛び込んできたのです。 そうだった〜、あの時、周りの目を気にして閉じたままだったわ〜。ここで出合ったのは縁なのだわ。しかもただで読める(笑)。 うきうきで借りて帰りました。 茨木のり子さんと言えば、教科書にも載っていた「私が一番きれいだったとき」が有名ですが、私が一番好きな詩は、「自分の感受性くらい」。誰でもなんか卑屈になる時ってあると思うけど、これ読むと背筋が伸びるというか、甘ったれてる場合かと自らを奮い立たせることができました。 言葉ってすごいですよね。人を生かす事も殺すこともできてしまう。詩を生業とする人たちはそれを一番よく知っているような気がします。 昨今、すべてを社会のせいにして、罪のない人を巻き込んだ凶悪事件が起きていますが、犯人にはこれを読め!とほんとに言いたかった。 読んだことがない方は探して読んでみてくださいね。あえて引用はいたしません。 話を本題に戻して…この「歳月」は、茨木のり子さんが、最愛の夫、三浦安信さんへ宛てた詩。まるでラブレターです。ご主人に先立たれてから31年という長い歳月の間に、約40編の詩を残されています。生前に発表するのは恥ずかしかったようで、遺品整理をされた時に詩が入ったクラフトボックスが見つかりました。箱の表には、ご主人のイニシャル「Y」の文字。甥の宮崎治さんができるだけ本人の意向に添えるようにと尽力して、この「歳月」が出来上がりました。 詩なので、あっというまに読めます。ゆっくり読んでも20分もあれば一気です。しかしその中身は濃いー。もうですね、人ってこんなに誰かを愛せるんだなあと、そしてその人を亡くした後の寂しさや切なさは、こんなに時を経てもやってくるものなのかとしみじみ思いました。でも不思議なことに絶望感ではなくて、姿は見えないけれどいつもそばにいて、自分をこんなに支えてくれている…と著者は亡き夫の思い出を、生活のあちらこちらに見つけては、その時間を愛しんでいるように思えます。 とりとめのない会話、何気ない毎日の生活…それがなによりの幸せだったと、人はなくして初めて気づくんですよね。 私が一番心に残った詩は「駅」。ご主人が毎日のように職場へ行くために利用していた渋谷駅に降り立ち、夫が何百回と踏みしめたであろう、階段や通路を見て、「このなかにあなたの足跡もあるのだ」と目には見えない足跡を感じながら懐かしみながら歩く…という詩。いかん、また読み返して涙が…。最近涙腺がゆるすぎるのかもしれないなあ。 とにかく、今ある幸せを、家族を大事に1日1日生きていこうと思う1冊。夫婦喧嘩した時とか読むと、すぐに仲直りできるかもよ(笑)。
by dekakeyo
| 2008-08-31 01:28
| 我が家のあれこれ
|
ファン申請 |
||